シャイン・ア・ライト~パイルを照らせ~(前編)

パイル刑事 タオル

あれは、激しく雨が降る夏の夜だった。
私はメコンデルタへ向かうルート60を走っていたんだ。

その前の会合では、旧友のデニール婦人と言い争いになり、酷くハートブレイクな気分だった。

車のラジオでは、ある庭師にまつわるトラディショナルがかかっていて、その明るい歌声は、憂鬱で孤独なはずのドライブを少し陽気なものにした。

その時だった。
突如、私の目前に大きなオレンジ色の光が現れたんだ!

私は慌ててハンドルを切り、路肩へ車を止め外へ出た。

その後、その大きな光は私を包み込み…。

 

そこからの記憶が断片的なのだが、何故か私は宇宙船の中でベッドに横たわり、歯を食いしばりながら、持っていた白タオルを握りしめていた…。

あの白タオルは、200匁の平地付きだったのだろうか…。
総パイルではなかったような…。
記憶が…。

以上、パイル刑事でした。

じゃね、パイルアゲイン。

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