オリジナル手ぬぐい製作方法
本染め手ぬぐいについて
本染め手ぬぐいは日本独自の「注染」の技術を使った伝統的な染め物です。生地を蛇腹に重ねて糊を置き、一度にたくさんの手ぬぐいを染めるため、裏面まで100%染料が通ります。本染めならではのぼかしの技法は非常に味があります。本染めの手ぬぐいは職人が型を彫るため、型代の正確な見積もりにはデザインが必要です。デザインが複雑な場合は型代も高くなります。
生地の種類
本染め手ぬぐいの生地では「文生地」「岡生地」の二種類を取り扱っております。文生地は糸が少し太く手ぬぐいらしさのある生地ですが、生地目が粗いので染料が滲みやすくなります。岡生地は糸が細く手ぬぐい自体も薄手に感じますが、生地目が詰まっているため文生地よりはにじみが少なくなります。生地は綿100%です。手ぬぐいの両端は基本的には切りっぱなしです。
本染め手ぬぐい【注染】
オリジナル本染め手ぬぐいは、和の落ち着いた風合いが外国の方にも人気があります。注染でのぼかし表現は、色の相性や染料の流れにより思い通りにはなりません。製作には職人に確認が必要です。また色の調整が難しく厳密な色指定はできません。本染め手ぬぐいは乾燥の工程があるので、天候に左右されやすい商品のため、納期には余裕をお持ちください。
本染め手ぬぐいの色について
本染め手ぬぐいは鮮やかで濃い青や紫などは再現が難しい事もあります。比較的安定して表現できる色見本をごらんください。ぼかしや一つの型で色を指しわける為の土手を作ることで複数の色を使用することもできますが、デザインや色によって再現できない場合があります。染料や配色によってもお見積もりが変わりますのでお問合せください。
本染め手ぬぐい製作例
テンプレートと参考納期
生地の端は切りっぱなしになります。糸のほつれが出てくる場所ですので、デザインをする際はご注意ください。
アイテム | サイズ | 最小 ロット | 納期 | テンプレート |
---|---|---|---|---|
文生地 (粗め) | 34cm×90cm | 100枚~ | 約30日 | |
岡生地 (細かめ) | 35cm×90cm | 100枚~ | 約30日 |
※テンプレートはAdobe IllustratorのVer.CSで保存しております。制作の際にご利用ください。
本染め手ぬぐいの留意点
DICやPANTONEで色指定をしてください。本染めは色指定に基づき染料を調合しますが、色ブレが大変起こりやすい商品です。色は沈みやすく鮮やかな発色になりにくいので、指定された色が再現できない場合があります。モニター上での色の確認は環境により違う場合があるため、ネットで調べた色やIllustratorに入っているカラー辞書での色指定はご遠慮ください。
本染め手ぬぐいの色見本
本染め手ぬぐいには得意な色と不得意な色があります。こちらで紹介しておりますのは比較的安定して表現できる色あいです。※モニターにより見え方がかわります。本染め手ぬぐいは色校正を取ることが難しいため、色味重視の場合はプリント手ぬぐいをご検討ください。
データ入稿注意点
データ作成にあたっての注意点は、こちら【データ入稿の注意点】のページをご覧ください。